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05/18/2012    中学の頃
きつくきつく包丁をにぎりしめたままのぼくは、血を流しうずくまるアイツを呆然と見下ろし続けていた。

こんな姿のぼくを、あの人はどう思うだろう。

あの人はなんて言うのだろうとぼんやりと思いながら。



好きなことだけやりたいわけじゃない。

友達と莫迦言って絵でも描いていられるならぼくは幸せだなって思うだけ。

学校は別に好きな所じゃないけど、友達とずっと話せるように24時間学校生活が続くなら良いと時々思う。

友達がいればぼくは生きていける。

絵が描ければぼくは過ごしていける。

あんな所やアイツはいらない。

それとあの人は…。


テーブルの上のメロンパン、ぼくの椅子の前に今日も置かれてる。

暖かい食事なんかじゃなくて乾いた冷たいパン一つ。

ちっちゃな頃は好きだったけどアイツと一緒で今は嫌いだ。

ぼくが何をしたとゆうのだろう。ぼくが何をしなかったのだろう。

そんなに憎ければぼくなんてうまなければよかったのに。

ぼくが望んだわけじゃない。


あの人がアイツに望んだだけだから。


お腹が空いてたまらないぼくは、喉に詰まりながらそれだけ食べる。

ちっちゃな頃、甘いと思っていたそれはしょっぱい味がした。

やりきれなくて、空の袋をアイツの椅子に向けて投げつけた。アイツの顔のつもりで。


ひさしぶりにあの人にあった。

朝からテンションが高いぼくは、将来を未来を夢を語る。

話を黙って聞いてからあの人は優しく言った。応援してるからと。


あの人はやっぱり嘘つきだ。

そしてやっぱりぼくも嘘つきだ。

先のことなど考えられないのに。今の不安だけで手一杯なのに。

ただ此処の場所から逃げ出したいだけなのに。

あの人は嘘つきだ。現実主義者の癖に。夢など見ないくせに。

応援してるだなんて口先だけの癖に。

ぼくたちは似ている。

嘘の言葉だけ夢みたいに語り合って。


ぼくはやっぱりあの人の娘みたいだ…
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05/18/2012    高校になって

疲れた。それに…。

今夜もない。ぼくのだけ…。

疲れのせいか、色んな想いが零れ続けて止まらない。

なぜ、ぼくの分だけないのだろう。

一度や二度、夕飯をすっぽかしただけなのに。

連絡をいれるのをつい忘れただけなのに。

そんなにぼくのこと、憎いのかな?

苛立ちもこみ上げてきた。


ぼくはまだ、十七なのに。

何もしてもらえなくて。

全部一人でやって。

学校のものさえ、バイトから出してる。

早くこんなとこから出たい。

そのためには就職して働いて。

だから、勉強もしないと。

だけどバイトもしないと、学校にさえ行けない…。

眠い。

勉強する時間もとれない。

ああ、皆しねしねしねしねしね…。

アイツなんか。

あのときに…。



優しいだけで何の手助けにならないアノヒトも…。



勉強しなくちゃ。

就職しなくちゃ。

でも、眠い。

眠い。

なぜ、ぼくばかり…。


なぜ、ぼくは生まれてきたんだろう…。

09/17/2012    就活のころ
真夜中。

「…ねえ、洗剤の新しいのって何処?」

「…」

「だから!何処!」


「見てわからないの!忙しいのよ!ボス戦の途中なんだから!自分でそのくらいしなさいよ!」

「ちっ…」

なんでボクは、こんな奴から生まれたんだろう。

なんであの人は、こんな、こんな奴を選んだのだろう。

電車賃もくれない。食事一つ作ってくれない。

メロンパンでさえもうくれやしない、こんな奴。


「ああもう!、またアイツぅ詰替のボトル捨てちゃってるう。ほんと嫌い、あの子嫌い、早く家からいなくなっちゃえばいいのにい!」


「…どっちがだよ」
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